悲しみのジェットプレーン 誕生秘話 ジョン・デンバー・メモリアル・デーに寄せて

2011.10.12.01:12

「なぁ、ジョン、この歌のタイトル、『あー、行きたくない』"Babe,I hate go"って、ひどいタイトルじゃないか?」ミルトン・オークンが言った。

ジョンはそれに対してこう答えた「そうかなぁ、でも、これって僕の気持ちそのものを表したものなんだ、別にいいでしょ」

「そんなこと言ったって、これじゃあ、せっかくの名曲が台無しじゃないか。どうだ、"Leaving on a let plane"(悲しみのジェットプレーン)はどうだ?」

ジョンは答えた、「ふーん、なるほど、『悲しみのジェットプレーン』か、このタイトルのほうが良さそうだね。じゃあ、このタイトルに変えることにするよ!」



皆さん、こんにちは!かつて1969年にピーター・ポール&マリーによって全米第1位に輝いた「悲しみのジェットプレーン」はもとはと言えば、こんなタイトルだったのです。

今日はこの歌の誕生秘話にスポットライトを当てていきましょう☆




やぁ、皆さん、こんにちは!僕はジョン・デンバーです。今日は僕にとって記念すべき初ヒット曲となった「悲しみのジェット・プレーン」の誕生秘話を話していきましょう。

この歌は僕のマネージャーであるミルトン・オークンによってタイトル変更したんです。もともとはこの歌の最後の部分の「あー、行きたくない」をそのままタイトルにしていました。でも、ミルトンが強く変更を勧めたので、「悲しみのジェットプレーン」というタイトルになったという訳なんです。彼には一生感謝の意を表したいですね♪

さて、この歌が誕生したのは、チャド・ミッチェル・トリオのメンバーとして地方巡業して時代のこと。コンサート会場から次の会場へと忙しくしていて、寂しくてしょうがなかった。僕には家がないっていう孤独感に悩まされていたんだ。

大切なものは皆カリフォルニアにある、でもここにはスーツケースの中のものしかない、そして、いつも飛行機で移動する日々だった。誰か、僕のことをギュッと抱きしめて「行かないで」とひきとめて欲しかったんだ。そんな切ない思いからこの歌が誕生したんです。

その後、ピーター・ポール&マリーがこの歌を歌ってくれた。

当時はベトナム戦争真っただ中だった。若い男女が戦争のために去って行く。それは、懐かしい家庭との別れ。彼は何をするのか確信がない、そして、いつ帰ってくれるのかも分からないまま去って行ったんだ。




温もりのある家庭から遠く離れて働いていたジョン・デンバーの寂しい気持ちからこの歌が誕生しました。ジョンはここでは語っていませんが、愛する奥さんであるアニーさんへの思いもあったに違いありません。そしてピーター・ポール&マリーの歌によって、戦争によって引き裂かれた人々の思いもこの歌に感じさせるものがあったのでしょう。そして、その後「アルマゲドン」という映画の中で宇宙飛行船に乗るときに乗務員達がこの歌を歌いながら、ロケットに乗船します。ジョンの個人的な思いは広く多くの人の思いの中に溶け込んで行ったのですね。

本日10月12日はジョン・デンバーが飛行機事故で亡くなって14年目の日です。「悲しみのジェットプレーン」で、歌手としての初の成功をおさめましたが、皮肉にも飛行機によって命を落とすことになってしまいました。悲しい出来事でしたが、今年も世界中のファン達がジョンのことに思いを馳せていることでしょう

ジョンはいつまでもファンの心の中で生きています。そして人々の思い出の中で・・・

【参考資料】John Denver The Complete Lyrics (Cherry Lane 出版)

悲しみのジェットプレーン  作詞・作曲 ジョン・デンバー  訳詞 マーヤ

荷物はすべて詰めた もう出かける準備はできている
僕はもうドアの外に立っている
君を起こしてさよならなんて言いたくないよ

だけど、間もなく夜が明ける 朝になろうとしている
タクシーが早くとクラクションを鳴らしている
僕は一人ぼっちで死にたいくらいなんだ

キスをして、僕のために微笑んでおくれ
僕のことを待っているって言って欲しい
行かないでと抱きしめて欲しいんだ
もう飛行機が旅立とうとしている
いつ帰ってこれるかわからない
あー、行きたくない

何度も君のことを裏切ったよね
遊びまわってばかりいた
でも、本当はそうじゃないんだよ

どこにいても君のことを思っている
どの歌を歌う時も君のために歌っている
今度戻ったら、君に婚約指輪をあげるよ

キスをして、僕のために微笑んでおくれ
僕のことを待っているって言って欲しい
行かないでと抱きしめて欲しいんだ
もう飛行機が旅立とうとしている
いつ帰ってこれるかわからない
あー、行きたくない

さぁ、ここを去るときが来てしまった
もう一度キスをさせて
そして瞳を閉じて・・・もう行かなくちゃ

いつかはやってくる日のことを夢に見ていよう
その時にはもう一人ボッチじゃない
別れの言葉ももういらない

キスをして、僕のために微笑んでおくれ
僕のことを待っているって言って欲しい
行かないでと抱きしめて欲しいんだ
もう飛行機が旅立とうとしている
いつ帰ってこれるかわからない
行きたくないよ・・・



ジョン・デンバーの歌う「悲しみのジェットプレーン」です。
http://www.youtube.com/watch?v=CpYcpi0HjQw


ジョン・デンバーとピーター・ポール&マリーの共演による「悲しみのジェットプレーン」です。若いころのPPMとピュアな感じのジョンが素敵ですね☆☆☆
http://www.youtube.com/watch?v=NWg8fUo_KDs&feature=related



珍しい音源です。ジョン・デンバーとフランク・シナトラが仲が良かったのは意外と知られていなかったですよね。シナトラの歌うと悲しさが感じられないですよね。華やかなラスベガスのイメージが強いです。でも、結構このカバーは気に入っています♪
https://www.youtube.com/watch?v=hVAsOjJZBdw
Frank SINATRA Leaving On A Jet Plane



ア・ソング・イズ・ベスト・フレンド~コンプリート・オブ・ジョン・デンバー
ア・ソング・イズ・ベスト・フレンド~コンプリート・オブ・ジョン・デンバー




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悲しみのジェット・プレーン

2016.08.30.16:53

出典:http://www5.atpages.jp/koichi76/subj1_014.html 先日の夜、駐車場にドライブレコーダーのデータをダウンロードするためSDを取りに行ったときのこと。ふと空を見上げると、3機の航空灯が見えた。ここ横須賀や横浜上空は、羽田や成田からの航路の通過点になっているので、たくさんの航空機を拝むことができる[1]。またUFOが飛んでこないかなとか(...

comment

Secret

こんばんは^^

2011.10.12.23:02

こんばんは^^
「悲しみのジェット・プレーン」って最初は"Babe, I Hate To Go"っていうタイトルだったんですね。
ジョン・デンバーやPPMが歌う「悲しみのジェット・プレーン」もいいですが、フランク・シナトラの歌もいいですね。意外な感じでよかったです。

>今度戻ったら、君に婚約指輪をあげるよ
この部分の歌詞、いいですよね。

今日はジョン・デンバーの命日なんですね。私は当時中3で、ちょうど6月にオリビア・ニュートン・ジョンのカバーではありますが、「カントリー・ロード」を授業で歌ったばかりだったのです。配られたプリントに書いてあった作者の名前の中に「ジョン・デンバー」の名前を見つけ、それで知ったのです。それから4ヵ月後、ジョン・デンバーが事故で亡くなったのです。ショックでした・・・。
フランク・シナトラは、亡くなってから聴く機会が増えました。実は亡くなるまで名前を知らなかったのですが^^;私が高1の時に亡くなりました。

14年ですか

2011.10.13.18:35

何か、もっと遠い昔のような気がします。

"Babe, I Hate To Go"
ホント、そのまんまノ曲名ですね、びっくりしました。

"Leaving on a let plane"
英語がペケの私でも聴きながら理解が出来た曲。
(Johnの歌詞は解りやすいのが多いですが)それだから口ずさみやすく、みんなで歌える歌だと思います。

Complete Box発売まであと少しですね。

軍配は!

2011.10.13.22:53

なるほど…!
この歌のタイトルは、マネージャーさんのアイディアなんですね!?

ジョンの歌詞は、どれもとても素直で心のまま、といった良さにあふれていますね。
でも、このタイトルについて言えば、やっぱり「悲しみのジェット・プレーン」にしたからこその大ヒットなんでしょうね。

まだ初々しい感じのジョンの映像、嬉しく拝見しました。
PPMは、あまり知らなかったんですが、マリーさんの声と金髪、美しいですねe-317

Re: こんばんは^^

2011.10.14.07:02

saya様、

コメントありがとうございます☆

> 「悲しみのジェット・プレーン」って最初は"Babe, I Hate To Go"っていうタイトルだったんですね。はい、そんなんです。きっとジョン自身がとっても辛い経験だったので、そのまんま、つけちゃったんでしょうね。

今年発売され、11月にアマゾンで発売されることになった25枚のボックスセットの中にこの古いタイトルの「悲しみのジェット・プレーン」は収録されています。ジョンの若い頃の歌声が聴けるのが楽しみです v-221

ジョン・デンバーもシナトラもsayaさんにとって、かなり韻そう深い存在だったのですね。いつ亡くなったか鮮明に覚えていらっしゃるし。確かに凄い存在感のあるお二人でしたね。

何年経ってもエバーグリーンなお二人でしたv-22





そうですよね☆

2011.10.14.14:38

たーやん様

そのまんまのタイトルでした☆今度発売されるボックスセットの中のレアアルバムの中にこのタイトルで収録されています。ジョンの初々しい歌声を聴けるのがとっても楽しみですね

悲しみのジェットプレーン

2011.10.14.14:47

kutakuta様

英語の元のタイトルもそうですが、邦題もヒットですね。「悲しみ」をつけたところがにくいですね☆

次回はジョンとマリーとのエピソードを書きたいと思っています。他にもいくつかネタがあるので、いつになるかわかりませんが気長に待っててくださいね

はじめまして

2011.10.15.03:51

はじめまして、高島平のミストラルと申します。

PPMもジョン・デンバーもファンですが、
「悲しみのジェットプレーン」は、
PPMの方が情感があって好きです。

とてもいいタイトルだと思ってましたが、
こんな秘話があるとは知りませんでした。

お陰で、前より曲に愛着を感じてしまいます。

これから、どうぞ宜しくお願いします・・・

ようこそ♪

2011.10.16.06:21

ミストラル様、

はじめまして☆

> PPMもジョン・デンバーもファンですが、
> 「悲しみのジェットプレーン」は、
> PPMの方が情感があって好きです。

PPMの歌い方は確かに情感がありますね。ジョンの歌い方もさらっとしていて、私は好きですが・・・。

> とてもいいタイトルだと思ってましたが、
> こんな秘話があるとは知りませんでした。
>
> お陰で、前より曲に愛着を感じてしまいます。

意外な秘話があると知ると、聴く時のイメージも変わりますよね♪

コメントをいただけるのが、このブログを続けていく力の元です。また良かったらいらしてくださいね☆v-22

こちらこそ、どうぞよろしくお願いしますm(__)m

2011.10.18.21:17

今晩はPPMの「悲しみのジェット・プレーン」ヒットした頃まだ小学生。
やっと400円のシングルレコードをお小遣い貯めて買えるようになった頃(笑)
レコード屋さんでくれるレコードマンスリーって雑誌があって初めてもらった号
に掲載されてたCB誌の全米1位でした。
でも楽曲聞いたの随分先、ジョン・デンバーの作品って知ったのは「故郷に
帰りたい」ヒットした後でした。
楽曲の誕生秘話って意外な事多いですね。

こんにちは!

2011.10.19.06:44

oyaji910様、

お久しぶりです♪

>やっと400円のシングルレコードをお小遣い貯めて買えるようになった頃(笑)

あの時代にはシングルレコード1枚買うのも大変な時代でしたよね。買えば、自慢のために学校に持っていったりとかしていましたね。小学生時代にはさすがにそんなことなかったですが・・・。

> レコード屋さんでくれるレコードマンスリーって雑誌があって初めてもらった号
> に掲載されてたCB誌の全米1位でした。

小学生時代からレコード屋さんに行っていらしたのですか?早かったですね~v-221初めての頃だから、印象も強かったんでしょうね。この歌、結構インパクトが強かったかもしれないです。

> 楽曲の誕生秘話って意外な事多いですね。

ベトナム戦争に因んだ歌だと思われていたみたいですが、ジョンのチャド・ミッチェル・トリオ時代の経験からできた歌ですし、タイトルもこのままだったらヒットしなかったかもしれないですね。でもシンプルで分かりやすいいい歌だと思いますv-238

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