スイート・サレンダー Sweet Surrender

2011.05.17.15:14

今日は私のお気に入りの1曲をご紹介したいと思います。なぜ好きかと聞かれても、上手く答えることができないのですが、わけもなく、これといった理由もなく、繰り返し聴いた曲なんです。もともとはディズニー映画、「遥かなる小熊の森」のオープニングソングとして作られた歌で、文部省推薦の折り紙付きの映画だったのですが、こちらのストーリーについては別の機会に話をさせてくださいね。これだけで、結構長くなってしまいますので。

本日のスポットライトはジョン・デンバー自身の人生観とでも言うんでしょうか。この歌を聴くといつも不思議に思っていました。と言うのも、詩の意味をよくわかっていなかったからかもしれません。I don't need to see the endの歌詞がいつも不思議でしょうがなかったのです。でも、実際に自分で訳してみて、ジョンが心を向けていたのは遠い将来ではなく、今というこの瞬間に対する行き方、人生感だったのではないかなぁという思いに変化していきました。

では、ジョンの解説をご覧いただきましょう!

「スイート・サレンダー」について ジョン・デンバー

「スイート・サレンダー」はウオルト・ディズニー映画「遥かなる小熊の森」(The Bears & I)のために書いた歌だ。

この映画はベトナム戦争の帰還兵が、海兵隊で亡くなった友人との最後の約束を果たすため休暇を取って、友人の父親に会うためにノースウッズに向かうという話だ。

 この歌の最初の部分は将来に関する手掛かりがわからなくても、それに到達するためにせかされているわけではないことを語っている。
 そして次にこの歌は、人生に身をゆだねるという思想に移っていくんだ。僕は、自分達はみな同じ道のりを歩むと信じている。多くの異なる方法で、多くの違う場所で見出だされるんだけれども、僕たちはみな同じ道のりを歩むんだ。
 喜びというものは人生に身をゆだねることによって与えられるものだ。
だから理由もなく身をゆだねるんだ。これは降参するとか屈伏するということではない。
座り込んで何が起きるのを待っていることでもなく、自分自身の力で一歩を踏み出すということなんだ。
何かが起きることを恐れて気持ちを押さえ込む必要はない。
ただ、身をゆだねて…それを求めつつ身をゆだねてみて。
      (John Denver The Complete Lyrics)

訳詞のほうは、もしかしたら、ちょっと書きかえるかもしれません・・・・。なんとなくわかってもらえると嬉しいです

「スイート・サレンダー」 作詞・作曲 ジョン・デンバー 訳詞 マーヤ

打ち捨てられて、独りぼっちのハイウェイ
いろいろなところを旅した 思い出はあまりないけれども
ただ、信じられるものを探していた
人生の中で自分がやりたい何かを探していたんだ

自分の後ろには何もない 自分でしばるものも何もない
昨日までは真実であったかもしれないものをも
明日は開かれている
今日という日よりもたった今こそ、さらなるものが見えてきているんだ

僕は待ち構えている未来というものを知らない
僕はどこに行くのかわからない
僕がどこにいたのかもわからない
そこには魂が僕を導き、光が僕を照らしてくれる
僕の人生は価値あるもの、
だから今ここで最後を見る必要はないんだ

甘く、甘く身をゆだねて
人生というものを臆することなく
水の中の魚のように
空を飛ぶ鳥のように

甘く、甘く身をゆだねて
人生というものを臆することなく
水の中の魚のように
空を飛ぶ鳥のように




この歌のバックグランドになる「遥かなる小熊の森」のストーリーがベトナム戦争の帰還兵ということから、ジョンのイメージが広がったのかしれません。実話をもとに本物の小熊と暮らした物語に私は感動を覚えましたが、ジョンの歌には、さらなる深い思いがあったように思います。でも、もちろん、歌詞の意味がわからなくても、ジョンの声そのものがとても素晴らしいので、そんなことよりも音楽そのものを楽しんだほうがよりいいのかもしれませんね。とにかく、こちらの映像も楽しんでください

http://www.youtube.com/watch?v=kMAIi4BgeZw


こちらはライブインジャパンの映像でとてもきれいです☆
http://www.youtube.com/watch?v=DEIdmsenqLg



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theme : 心に沁みる曲
genre : 音楽

comment

Secret

こんにちは。マーヤさん

2011.05.18.13:39

私もこれ、すきです。最初から最後まで好きですが、sweet surrenderからlike a bird in the airはくちずさむことができたので、レコードをききながら一緒に歌っていました。ジョンデンバーはホントに自然がはまってますね。ムツゴロウさんのようですね。

こんにちは★

2011.05.19.06:44

シノピー様、

良かったv-410シノピーさんも好きだったんですねv-344

演奏するのはとても難しいらしいのですが、ジョンの素晴らしい演奏と歌だからこそ、安心して楽しんで聴けるんですよね。

>sweet surrenderからlike a bird in the airはくちずさむことができたので、レコードをききながら一緒に歌っていました。

このパートの部分が歌いやすいですよね♪歌って元気になれるんだと思うんですよね~v-218

>ジョンデンバーはホントに自然がはまってますね。ムツゴロウさんのようですね。

どちらも自然を愛し、動物をかわいがったところが似てるかもですね。性格は全然違いますけど、何でもマルチにできる才能共通しているかもしれないですねv-221

この曲を聴くと

2011.05.19.21:54

Sweet, sweet surrender
Live, live without care
Like a fish in the water
Like a bird in the air

この部分の歌詞が頭の中でグルグル回ります。
そしてこの歌詞の内容が大好きです。

ギターは2コードのみ

2011.05.19.23:53

ギターコードはAとEだけなので、ところどころで7thやSUS4の音を入れないと単調な伴奏になってしまいます。ユニバーサルアンフィシアターのライブでステイーブ・ワイズバーグのサイドギターが徐々にからんでくる、あのバージョンが一番好きです。

心に染み透ります

2011.05.20.05:14

「Sweet Surrender」の解説と翻訳有難うございます。とても心に響きます・・。翻訳もやはり今回も深い意味が訳されていて素晴らしいですね♪

 パトリック・ウエイン主演の「遥かなる小熊の森」は、昔僕がかかわっていた自然保護団体でも推薦映画にしてしていまして、それもあって観ましたが、自然情景の美しさと当時の社会へのメッセージが込められていて考えさせられました・・。  死んだ戦友の父親であるネイティブアメリカンの酋長と主人公の確執とやがての相互理解・・ベトナム戦争を背景にアメリカ社会の色々な問題を浮き彫りにし、そこに動物や自然と人間の彼らへの思い・・という普遍的な要素を謳うことで、理想的な解決を謳ってている、と感じました。

そういえば、ムツゴロウさんはかつて僕が所属しているのと同じアフリカなどの関係の同好会のメンバーで役員も務められていたことがあり、一度だけ僕も会ってご挨拶をしたことがありますが、その時の印象ではとても如才なく常識的な方でしたよ☆

この曲を聴いていていつも気になるのは、なぜジョンは同じ内容の歌詞を必ず二度繰り返して歌うのだろう・・? ということです。 1番と2番ではなく、同じ歌詞内容の繰り返し、であることが不思議ではありました。でもマーヤさんとジョン自身の解説を拝読して、少し分かったような気がします。 「すべてを人生にゆだねてそこから真の力を得る」という発想は、ちょうど仏教の「諸行無常 是消滅法 消滅滅己 寂滅為楽」の発想と同じで、まさしく「降参するのではなく、すべてをあきらめて受け入れるところから絶対の不動心とエネルギーを取得して前向きにすべてを進めてゆく」ということですね? 

ちょうど今回の震災の被災者の皆さんが、悲惨な事態に遭っても決して運命を呪うのではなく、むしろ運命をすべて受け入れて、そこから新たな一歩を踏み出してゆく意思やパワーを示している・・という姿、そこに世界中の人々が驚嘆と賞賛の念を感じた・・という事態も同じことを示しているように思えます。比較文化学者の呉善花さんがつい最近書いた、「ジャパンルネッサンス日本復興の鍵・受け身力」、という本の中でも、「日本人の強さは、主体性をしっかりと持った能動的な受け身の姿勢にある」、といったことを述べています。

なるほどと思ってこの本を読んでいますが、そうすると、ジョンはこうした日本人的な心理や仏教的な思想と同じものを感じていたのかもしれませんね・・。「僕を導く魂が、そして僕のために行く手を照らしてくれる光があるのだ・・」という下りは、宗教的な心の境涯を示しているのでしょうし、この辺りは、「Spirit」や「Looking For Space」と同じようなものを感じますので、ESTやジョー・ヘンリーなどの影響があったのでしょうか? 年代的な符合の有無は分からないのですが。

ジョンはこの曲を歌うとき、1度目はやや大ざっぱで流すように歌い、2度目には一言ずつはっきりしっかりと発音するようにより強い感じで歌うのが常だったように見えます。これは、1度目のターンではまだ迷いや恐れがあり、自分を無理に勇気づけようとしていて、2度目に歌うときは、自分の中で確信と受容へと変化していたことを示しているのではないでしょうか? 2度歌うことで本当の勇気が生まれ「受容」または「諦めの先にある心の救い」を示したかったのではないか・・?・・という解釈が成り立つようにも思えます。

そういえば、小室哲哉さんの曲で渡辺美里さんが歌ってヒットした、「Teen Age Walk」は歌詞が一部この「Sweet Surrender」によく似ていますし、コンセプトも似ています。また同じ小室さんの曲で華原朋美さんが歌って大ヒットした、「I'm Proud」は内容が「Sweet・・・」にとてもよく似ていると思います。実際に影響があったのかどうかは分かりませんが、ジョン幅広くいろいろな形で直接、間接に色々な人たちや音楽に影響を与えているのでは、とこの曲を聴いている時も感じてしまいます~。

Sweet Surrender

2011.05.20.06:12

たーやん様、

このリフレインの部分がインパクトが強いですよねv-341

シンプルでいて、しかも力強いところですよね。

ジョンの強い信念が歌の中に込められているのでしょう。心に響きますv-354

ユニバーサル・アンフィシアター

2011.05.20.06:18

ジョニー中川様、

ギターコードがAとEだけというのは珍しいコード進行なのですね。普通3コードですものね。

難しいのに、その難しさを感じさせてところが、ジョンの実力なんでしょうね。

>ユニバーサルアンフィシアターのライブでステイーブ・ワイズバーグのサイドギターが徐々にからんでくる、あのバージョンが一番好きです。

シングルカットされたのが、このユニバーサルアンフィシアターのライブのバージョンでしたよね。私もこのバージョンが気に入っていますv-221

ステイーブ・ワイズバーグが徐々に絡んでくるのですか?ギターをやっていないと分からない部分ですね。今度、その辺のところに注目して聴いてみたいですねv-269

「スイート・サレンダー」と「遥かなる小熊の森」

2011.05.20.06:47

テリー様、

嬉しいコメントをありがとうございますm(__)m

「遥かなる小熊の森」を見たのは試写会だったのですが、ストーリーのバックグランドやインディアンのことなど、詳しいところを知らず、すっかり忘れてしまい、残念で思っています。なんとかもう一度見て思い出したいですね。テリーさんの解説を読んで、なるほどと唸るところがあります。

原作の方は主人公の設定がちょっと違うのですが、小熊との関わり合いに、常識的には考えられないような、小熊との友情物語に深い感動を覚えました。この辺のストーリーはいつかまとめてみたいと構想しているところです☆

>まさしく「降参するのではなく、すべてをあきらめて受け入れるところから絶対の不動心とエネルギーを取得して前向きにすべてを進めてゆく」ということですね? 

この辺りの解説には、悩むところもあるのですが、言葉にしづらい部分をジョンが極めてシンプルに歌に託したんだという確信が持てました。

>この辺りは、「Spirit」や「Looking For Space」と同じようなものを感じますので、ESTやジョー・ヘンリーなどの影響があったのでしょうか

はい、ちょうどESTやジョー・ヘンリーなどの影響の強い時期だったと思います。そういったところからインスピレーションを得たのかもしれません。

>ジョンはこの曲を歌うとき、1度目はやや大ざっぱで流すように歌い、2度目には一言ずつはっきりしっかりと発音するようにより強い感じで歌うのが常だったように見えます。

ジョンの歌もギターもしっかりと力強いものをいつも感じていますが、さりげない中にも、メリハリをつけて、聴衆への熱いメッセージとしているのでしょう★

>小室哲哉さんの曲で渡辺美里さんが歌ってヒットした、「Teen Age Walk」は歌詞が一部この「Sweet Surrender」によく似ていますし、コンセプトも似ています。また同じ小室さんの曲で華原朋美さんが歌って大ヒットした、「I'm Proud」は内容が「Sweet・・・」にとてもよく似ていると思います。

テリーさんには、いろいろと教えていただいたのですが、記事に織り込むほど良く知らず、すぐには対応できないのですが、そういった情報を嬉しく思っています。これをきっかけにどんどん音楽の幅を広げて聴いてみたいと思いを新たにしているところですv-341

>ジョン幅広くいろいろな形で直接、間接に色々な人たちや音楽に影響を与えているのでは、とこの曲を聴いている時も感じてしまいます~。

ジョンの歌が間接、直接を問わず、日本の音楽界に影響を与えているのは、まず間違いないことです。そういったことにもスポットを当てていけるようにしたいというのが、ささやかな願いでもあります♪
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